子供の習い事は多種多様である。昔からあるのは、お習字、そろばん、ピアノ、水泳、体操、学習塾などであるが、最近では外国語講師による本格的な英会話レッスンの教室も増えつつある。またプログラミングの授業が小学校から導入されるようになってからは、プログラミングに特化したパソコン教室が年々増加している。
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私自身には子供がいないが、隣人で小中学生を持つお父さん達から習い事の悩みをよく聞く。例えば、将来に役立つ習い事はどれかとか、コストパフォーマンスが高いのはとれかとか、コミュニケーションが身につくのはどの習い事かとか、様々である。その中でも共通してある悩みは「子供の送迎」のようである。つい先日、新聞にて「送迎ストレス」という言葉を目にしたが、それほど、子供たちの送り迎えには負担があるのであろう。コロナ禍になり、英会話教室、パソコン教室、プログラミング教室などはオンライン型の授業に移行しつつあるものの、体操教室や水泳教室などはもちろん、自宅でのオンライン授業は不可能である。
都市部に関しては、電車やバスが発達しているため、小学校高学年以降であれば、ひとりで教室やスクールに通うこともできるし、また都会の駅前などは日が暮れても人通りが多く街灯や飲食店も多いために、親御さんも安心安全であろう。
しかし、私が住んでいるような郊外の住宅街は街灯も少なく、駅まで子供をひとりで歩かせるには遠く暗く、大きな不安があるために、自家用車による駅までの子供の送り迎えがどうしても必要となる。最近では、専業主婦をされている方は少なく、多くの家庭が共働きである。またシングルマザーやシングルファーザーの家庭も増えている。さらには、高齢者の親と同居されている世代では、育児と介護を同時にされていて多忙な方が多い。そのような中で送迎にかける時間を割くのが難しいという悩みはよく聞く。また、駅前には送迎をする車でかなりの交通渋滞が発生しており、子供の習い事の帰りを待つために少しの時間の駐車も難しいと聞く。一人っ子世代、共働き世代、片親世代が増加しつつあり、このような「送迎ストレス」の悩みは今後も増えていくものと思われる。